睡眠時無呼吸症候群
いびき・睡眠中の無呼吸が
気になったら、ご相談ください。
睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、高血圧・心筋梗塞・脳卒中にもつながる治療できる病気です。検査はご自宅で“いつも通り寝るだけ”。
047-392-9911
CPAP治療の保険適用基準が広がりました。
以前「基準に届かない」と言われた方も、対象になる可能性があります。
| 検査の種類 | 改定前 | 改定後(2026年6月〜) |
|---|---|---|
| 自宅での簡易検査 | 1時間あたり40回以上 | 30回以上 |
| 精密検査(PSG) | 1時間あたり20回以上 | 15回以上 |
※ 回数は無呼吸・低呼吸の回数(AHI)の基準で、日中の眠気などの症状があることも要件になります。簡易検査で30〜39回・精密検査で15〜19回だった方は、今回の改定で対象になった可能性があります。以前の検査結果をお持ちの方はご持参ください。再評価のご相談を承ります。
まずは30秒セルフチェック
当てはまる項目を選ぶと、チェック数と受診のご案内が表示されます。項目数で病気の有無や重症度を判定するものではありません。
診察では、日中の眠気を質問票(エプワース眠気尺度:ESS)で数値化します。眠気が強くなくても無呼吸が見つかる方は多いため、チェックが少なくても気になる症状があればご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
「家族にいびきや無呼吸を指摘された」「しっかり寝たはずなのに、日中ひどく眠い」——それは単なる疲れではなく、SASという病気のサインかもしれません。SASは睡眠中に何度も呼吸が止まる(または浅くなる)病気で、睡眠検査で呼吸の状態を調べ、無呼吸・低呼吸の回数に加えて症状や持病などを踏まえて診断します。眠っている間のことなので、ご本人は気づきにくく、日本には治療が必要なのに未治療のままの方が非常に多いと推計されています。
交通事故のリスク
強い眠気による居眠り運転は、ご自身だけでなく周囲の命にも関わります。
心臓・血管の病気
高血圧・心筋梗塞・脳卒中・不整脈(心房細動)などのリスクが高まることが報告されています。
生活の質の低下
日中の眠気・倦怠感・頭痛など、毎日のパフォーマンスに直結します。
▼ 動画でも解説しています
こんな持病のある方は、いびきがなくても要注意
SASは肥満の方だけの病気ではありません。とくに次の病気と深い関係があることが分かっています。
当院は循環器内科・呼吸器内科を専門とする内科クリニックです。心臓・血管・呼吸の病気とSASを一緒に診られることが、当院で検査を受ける大きなメリットです。
検査は、ご自宅で“いつも通り寝るだけ”
入院は不要です。初診から治療開始までの流れをご紹介します。
診察・問診
症状やいびきの状況、持病についてお伺いします。眠気の質問票(ESS)で日中の眠気を数値化します。
検査機器を貸出し、ご自宅で簡易検査
手の指と鼻にセンサーをつけて、いつも通り寝ていただくだけ。睡眠中の呼吸と血中酸素濃度を記録します。ご自宅で1〜2晩の検査です。
機器を返却 → 結果説明
解析結果をもとに、無呼吸の回数や重症度を分かりやすくご説明します。必要な方には精密検査(PSG)もご案内します。PSGも検査機器がご自宅に届き、ご自宅で受けられます。
治療開始(CPAPなど)
基準を満たす方はCPAP治療を保険適用で開始。軽症の方には生活改善やマウスピース(歯科と連携)などをご提案します。
CPAP治療と、当院の管理体制
CPAP(シーパップ)は、就寝時に鼻マスクから適切な圧力の空気を送り、のどの塞がりを防ぐ治療です。日本の診療ガイドラインでも推奨されるSAS治療の標準で、健康保険が適用されます。日中の眠気や集中力低下の改善、交通事故の減少、生活の質(QOL)の向上が期待でき、マスクの違和感や乾燥などがある場合は、装着方法や設定を調整します。
CPAP治療実績 122名
2026年4月末時点で122名の方のCPAP治療を管理しています(厚生局届出の実績値)。地域のかかりつけとして多くの経験があります。
機器データにもとづく丁寧な調整
CPAPの使用状況データ(使用時間・無呼吸の回数・マスクの空気漏れ)を毎回確認し、診察で設定やマスクを調整します。
安定すれば通院は2ヶ月に1回
遠隔モニタリング体制(届出済)により、状態が安定している方は通院間隔を2ヶ月に1回に広げられます。
心臓・呼吸の病気もまとめて診療
高血圧や不整脈、喘息をお持ちの方も、SASと併せて一人の主治医が継続的に診療します。
CPAP以外の治療
生活習慣の改善
肥満は閉塞性SASの大きな危険因子で、減量が有効です。飲酒は無呼吸を悪化させるため、できるだけ控えましょう。
マウスピース
就寝時に装着して気道を確保します。歯科の受診が必要で、適応となるケースは限られます。
外科治療
のどの形が原因の場合、手術(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)が行われることがあります。適応は限られるため、診察でご相談ください。
参考:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020
すでにCPAP治療中の方の「転院・乗り換え」も受け付けています
お引越しや転勤、「今の通院先が遠い」「予約が取りにくい」「毎月の通院が負担」など、通院先をお探しの方はご相談ください。
現在の医療機関で紹介状(診療情報提供書)を受け取る
今お使いのCPAP機器の情報が分かるものがあるとスムーズです。
当院を受診
紹介状とCPAPの使用データを確認し、治療を引き継ぎます。機器は基本的にそのまま継続いただけます(機種により変更をご案内する場合があります)。
当院で継続フォロー
安定している方は2ヶ月に1回の通院で治療を続けられます。
費用の目安(健康保険3割負担の場合)
| 初診・診察 | 通常の外来診療費(保険適用) |
|---|---|
| 自宅での簡易検査 | 約3,700円 |
| 自宅での精密検査(PSG) | 約7,500円 |
| CPAP治療(機器レンタル・管理料込み) | 月々 約4,400円 |
※ 健康保険3割負担の目安です。診察の内容や加算の変動により多少前後します。通院が2ヶ月に1回の方は、受診月に2ヶ月分をまとめてお支払いいただきます。CPAPの機器は購入不要(レンタル料は上記に含まれます)。
よくあるご質問
検査は痛くないですか?入院が必要ですか?
通常、針を刺す検査ではありません。センサーの装着で違和感や皮膚の刺激を感じることはあります。簡易検査は指と鼻にセンサーをつけてご自宅でいつも通り寝るだけで、入院は不要です。精密検査(PSG)が必要になった場合も、検査機器がご自宅に届き、ご自宅で受けられます。
自分では症状の自覚がありません。家族に言われただけでも受診していいですか?
はい。SASはご本人が気づきにくい病気で、ご家族の指摘が受診のきっかけになることもあります。いびきの指摘だけでも受診できます。検査の必要性は診察で判断します。
以前検査を受けて「基準に届かない」と言われました。
2026年6月から保険適用の基準が広がりました(簡易検査40回→30回、精密検査20回→15回)。以前あと一歩で適用外だった方は、再検査で治療対象になる可能性があります。
CPAPは一生続けるのですか?
CPAPは「治す」というより「使っている間、気道を守る」治療です。ただし減量や生活改善で無呼吸が軽くなり、卒業できる方もいます。定期的にデータを見ながら一緒に判断していきます。
痩せれば治りますか?
肥満が関係している方では減量が非常に有効です。一方で、痩せていてもあごの形などが原因でSASになる方もいます。まずは検査で重症度を確認しましょう。
CPAP治療中は毎月通院が必要ですか?
当院では遠隔モニタリング体制(届出済)により、状態が安定している方は2ヶ月に1回の通院で治療を続けられます。お仕事などで通院が負担な方もご相談ください。
他院でCPAP治療中ですが、転院できますか?
はい。紹介状をお持ちいただければ治療を引き継ぎます。お引越しや通院の負担でお困りの方はご相談ください。
予約・受診時のご案内
初めて相談する方
予約・問診の際に「いびき・無呼吸の相談」とお伝えください。ご家族からの指摘や日中の眠気、過去の検査結果があれば診察時にお知らせください。
CPAPの転院を希望する方
紹介状と、現在のCPAP機器・使用状況が分かる資料をご用意ください。準備について迷う場合はお電話でご相談ください。
予約方法に迷ったら
予約方法のご案内をご覧ください。お電話でも承ります。
047-392-9911
強い眠気があるときは運転を避け、早めにご相談ください。
