足の痛み・しびれ・こむら返り
「歩くと足が痛む」「夜中に足がつる」「足がしびれたり冷たい」といった症状を、「年のせい」「歩きすぎ」と諦めていませんか?
足の症状の裏には、血管の詰まりや糖尿病、内臓の病気が隠れていることがあります。
当院では、カテーテル治療や超音波診断の経験を活かし、足の症状から全身の健康状態をチェック。「第二の心臓」と呼ばれる足をサポートし、いつまでも元気に歩けるようお手伝いします。
受診の目安:いつ相談すればいい?
足の違和感は、早めに対処することで悪化を防げることが多いです。以下のような症状があれば、一度ご相談ください。
- 数百メートル歩くと足が痛くなり、休むとまた歩けるようになる
- 足のしびれや冷感(冷たさ)が1週間以上続いている
- 週に何度も足がつり、睡眠や日常生活に支障が出ている
- 足の指先が紫色っぽくなっていたり、傷がなかなか治らなかったりする
- じっとしていても足に痛みやしびれがある
足の痛み・しびれで考えられる主な原因
1. 閉塞性動脈硬化症(ASO, LEAD)
足の血管が動脈硬化で狭くなり、血液が十分に届かなくなる病気です。
- 特徴:歩くとふくらはぎなどが痛くなり、休むと治まる。足が冷たく感じたり、色が白っぽくなったりします。
- セルフヒント:以前に比べて歩ける距離が短くなってきた。片方の足だけ冷たい。
- 当院の対応:ABI検査(足の血圧測定)ですぐに血管の詰まり具合を確認し、必要に応じてご紹介し治療につなげます。
2. 糖尿病性神経障害
高血糖の状態が続くことで、手足の末梢神経がダメージを受ける状態です。
- 特徴:足の先がジンジン・ピリピリとしびれる(手袋や靴下を履いたように手先・足先がしびれます)。感覚が鈍くなり、怪我に気づきにくくなる。
- 当院の対応:血液検査で血糖の状態を正確に把握するとともに、神経の合併症が進んでいないかを確認します。生活習慣病管理の視点から、しびれを和らげる内服治療や血糖コントロールを提案します。
3. 腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症
腰の骨や軟骨の変形により、足へつながる神経が圧迫される病気です。
- 特徴:お尻から足にかけて電気が走るような痛み(坐骨神経痛)があり、前かがみで楽になることがある。立ちっぱなしがつらく、足の力が入りにくい。
- 当院の対応:問診や身体診察で神経の圧迫箇所を推測します。内科的な原因との見分けが重要なため、まずは血管や内分泌の問題を除外した上で、必要に応じて整形外科の専門医へご紹介します。
4. 異常なこむら返り(足がつる)
筋肉が異常に収縮して激しい痛みを伴う状態です。
- 当院の対応:単なる疲れと片付けず、ミネラルバランスや脱水状態を確認します。原因に合わせた漢方薬の処方や生活のアドバイスを行います。
5. 深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
足の深いところにある静脈に、血の塊(血栓)ができる病気です。
- 特徴:突然、片方の足だけがパンパンに腫れて痛みが出る。
- セルフヒント:手術後や長時間の移動後、あるいは寝たきりの状態の後に急に腫れてきた。
- 当院の対応:採血検査で血栓のマーカーを確認したり、血管エコーで血栓の有無を迅速に調べます。血栓が肺に飛ぶと危険なため、迅速な診断と適切な高度医療機関への橋渡しを行います。
よくある質問
Q. 湿布を貼っていれば治りますか?
A. 筋肉痛であれば有効ですが、血管や神経の病気が原因の場合、湿布だけでは根本的な解決になりません。2週間以上続く場合は一度検査をお勧めします。
Q. 「運動不足だから足がつる」と言われましたが、受診していいですか?
A. もちろんです。運動不足だけでなく、お薬の副作用や血流障害が原因で足がつりやすくなっているケースもあります。特に夜間に繰り返す場合はご相談ください。
Q. 検査は予約なしでも受けられますか?
A. 基本的な血圧検査などは当日可能ですが、専門的なエコー検査は予約優先となります。
最後に:いつまでも自分の足で歩くために
足の痛みやしびれを「年だから」と諦めるのは、とてももったいないことです。 原因を突き止め、適切なケアを始めることで、また元気に散歩に行けるようになったり、夜ぐっすり眠れるようになったりする方はたくさんいらっしゃいます。
血管のプロとして、そして地域のかかりつけ医として、皆さんの足の健康を支えていきます。些細な違和感でも構いません。まずは一度、あなたの足の状態を診せてください。
