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慢性腎臓病(CKD)

 

総合内科・循環器内科

腎機能の低下を指摘された方へ

健診で「eGFRが低い」「尿蛋白あり」と指摘された方、糖尿病・高血圧で腎臓が心配な方へ。慢性腎臓病(CKD)は心臓・脳の病気と密接に関係し、早期発見・管理が大切です。当院では循環器内科・総合内科専門医が「心腎連関」の視点で総合的に管理します。

こんな方にご相談ください

  • ✅ 健診でeGFR(推算糸球体濾過量)が60未満と指摘された
  • ✅ 尿蛋白・尿潜血が陽性と言われた
  • ✅ 糖尿病・高血圧があり、腎機能が心配
  • ✅ 足がむくみやすい・夜間頻尿がある
  • ✅ 家族に透析を受けている人がいる
  • ✅ NSAIDs(鎮痛薬)を頻繁に使っている

慢性腎臓病(CKD)とは?

慢性腎臓病は、腎臓の働きが徐々に低下する状態です。日本では成人の約8人に1人が慢性腎臓病と推定され、新たな国民病とも呼ばれます。初期は自覚症状がほとんどなく、健診で気づかれることが多い疾患です。

📊 eGFR──腎機能を「100点満点」で見る

eGFR(推算糸球体濾過量)は健診や採血で簡単にわかる腎機能の指標。60未満が続くと「慢性腎臓病」と診断されます。

📊 eGFR──腎機能を「100点満点」で見る

15 G5 30 G4 45 G3b 60 G3a 90 G2 100 G1(正常) eGFR 腎機能を100点満点で評価 ▲ あなたのeGFRは何点ですか?

eGFR(推算糸球体濾過量)は、健診や採血で簡単にわかる腎機能の指標。60未満が続くと「慢性腎臓病」と診断されます。

慢性腎臓病のステージ分類(GFR区分)

ステージ eGFR(mL/分/1.73㎡) 腎機能
G1 ≧90 正常または高値
G2 60〜89 正常または軽度低下
G3a 45〜59 軽度〜中等度低下
G3b 30〜44 中等度〜高度低下
G4 15〜29 高度低下
G5 <15 末期腎不全(透析・移植検討)

※ G3a以降は専門的な管理が必要です。蛋白尿の有無も予後に大きく影響します。

eGFR経過年数9075604530150年5年10年15年20年透析導入域 (eGFR < 15)介入なし放置で急速に低下早期介入あり緩やかに低下スタート⚠️ 同じスタート地点でも介入の有無で透析回避が変わります

※ 概念図。実際の経過は原因疾患・年齢・治療内容により異なります。

📉 早期介入の効果──eGFRスロープが変わる

慢性腎臓病は「いつ気づくか」「いつ介入を始めるか」で、その後の経過が大きく変わります。下図は、同じ腎機能から始まった2人の患者さんの将来予測を示したものです。早期介入により透析を回避できる可能性が高まります

※ 概念図。実際の経過は原因疾患・年齢・治療内容により異なります。

心腎連関──慢性腎臓病は心臓病のリスク

⚠️ 慢性腎臓病があると心血管疾患のリスクが大幅に上昇します

慢性腎臓病の患者さんは、透析に至る前に心筋梗塞・脳卒中・心不全を発症するリスクが健常者の2〜3倍と言われています。腎臓の管理は、同時に心臓・脳を守ることでもあります。当院では循環器内科専門医として、心腎両方の視点で慢性腎臓病の管理を行います。

慢性腎臓病の治療の柱

🩸 血圧管理 ACE阻害薬・ARBが第一選択。蛋白尿減少効果も期待できます。家庭血圧130/80未満を目標に。 💊 SGLT2阻害薬(注目の治療) フォシーガ・ジャディアンス。糖尿病の有無に関わらず慢性腎臓病の進行抑制効果が示されています(DAPA-慢性腎臓病・EMPA-KIDNEY試験)。
🍚 食事療法 塩分6g未満/日、ステージに応じたタンパク質調整、カリウム制限(必要時)。 📉 脂質管理 スタチンを中心にLDL管理。動脈硬化の進展を抑え、心血管イベントを予防します。
🚭 禁煙・体重管理 喫煙は腎機能低下を加速させます。BMI 25未満を目標に。 ⚠️ 腎毒性のある薬を避ける NSAIDs(ロキソニン等)の常用は禁物。お薬手帳を確認し、必要時はポリファーマシー外来でも相談を。

当院での慢性腎臓病の管理

  1. 初診評価:採血(クレアチニン・eGFR・電解質)、尿検査(蛋白・潜血・アルブミン)、血圧、既往歴の確認
  2. 原因疾患の評価:糖尿病・高血圧・脂質異常症などの基礎疾患を総合的に管理
  3. 3〜6ヶ月ごとのフォロー:腎機能の推移をモニタリングし、治療を調整
  4. 専門医療連携:G3b以降や進行が早い場合は腎臓専門医へご紹介

関連する疾患

高血圧 → 慢性腎臓病の最大の原因の一つ 脂質異常症 → 慢性腎臓病で動脈硬化が進行 糖尿病 → 糖尿病性腎症は慢性腎臓病の主要因

よくあるご質問

Q. eGFRが少し低いだけでも受診すべき?
A. はい。早期発見・早期介入が最も効果的です。G2(eGFR 60〜89)でも蛋白尿があれば管理が必要です。健診結果をお持ちください。
Q. SGLT2阻害薬は糖尿病でなくても処方できますか?
A. はい。フォシーガ・ジャディアンスは慢性腎臓病に対して保険適用があります。eGFRや蛋白尿の状況をみて適応を判断します。
Q. 透析が必要になりますか?
A. 早期から適切な管理を行えば、多くの方は透析に至らずに経過できます。重要なのは血圧・血糖・脂質・食事の総合管理です。
Q. 痛み止めは飲んではいけませんか?
A. NSAIDs(ロキソニン・ボルタレン等)は腎機能を悪化させます。アセトアミノフェン(カロナール)など腎臓に優しい薬剤への切替を相談してください。

腎機能が気になる方へ

健診結果をお持ちの上、お気軽にご相談ください。
循環器内科・総合内科専門医として、心腎両方の視点で総合的に管理します。

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