お薬の見直しご相談(ポリファーマシー対策)
総合内科外来
「お薬が増えてきて、少し不安」という方へ
複数の医療機関にかかっていて、お薬が増えてきた方の不安や疑問にお応えする外来です。
主治医の先生方の処方は十分に尊重しながら、患者さんと一緒に「いまの飲み合わせや量はご自身に合っているか」を確認していきます。必要に応じて主治医の先生と情報を共有し、慎重に調整します。
こんな方にご相談ください
- ✅ 6種類以上の薬を毎日飲んでいて、少し気になる
- ✅ 複数の医療機関にかかっていて、薬の重なりが心配
- ✅ 薬を飲み忘れることが多い
- ✅ 体調の変化(ふらつき・倦怠感など)が薬と関係ないか確認したい
- ✅ 高齢のご家族の服薬について一度相談したい
- ✅ サプリメント・市販薬と処方薬の飲み合わせが心配
ポリファーマシー(多剤併用)とは?
ポリファーマシーとは、単に薬の数が多いことではなく、薬の組み合わせや量がご自身に合っていない可能性がある状態を指す医学用語です。一般に 6剤以上で副作用や相互作用が起きやすくなることが知られています。
お薬が多いことが必ずしも悪いわけではなく、それぞれ必要があって処方されているものです。「自分の場合はどうか」を一度確認してみることが大切です。
気をつけたい体調変化
| 💊 ふらつき・転倒 睡眠薬・降圧薬・抗不安薬などの組み合わせで起こることがあります。 | 🌀 もの忘れ・集中力低下 一部の睡眠薬・抗アレルギー薬の長期使用で見られることがあります。 |
| 😴 倦怠感・食欲低下 複数の薬の相互作用で体調が変わることがあります。 | 📅 飲み忘れ・自己中断 薬が多いと管理が大変になり、結果的に病気の管理が難しくなることもあります。 |
当院でのご相談の流れ
当院は、他院で処方されている薬を勝手に中止することはありません。主治医の先生方の判断を最優先しつつ、「ご本人の不安をお聴きする」「気になる飲み合わせを一緒に確認する」「必要時は主治医の先生に情報を共有する」という形で進めます。
- お薬手帳・持参薬の確認:すべての処方を一覧化し、重複や注意したい組み合わせがないかを確認
- 体調の変化のヒアリング:気になる症状が薬と関係する可能性がないかを丁寧に聴取
- STOPP-J / Beers基準などのガイドラインを参考に確認:高齢者で慎重な使用が望ましいとされる薬剤がないかチェック
- 主治医の先生との情報共有:他院処方で見直しの余地があれば、診療情報提供書などで主治医の先生にご相談
- 段階的な調整:見直しが必要な場合も、いきなり中止せず慎重に進めます
高齢者で「慎重に使うことが推奨されている薬」
日本老年医学会「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」では、高齢者で慎重投与が推奨される薬剤が示されています。これらは「悪い薬」ではなく、あくまで使い方に注意が必要というものです。気になる場合は、主治医の先生にご相談いただくか、当院でご相談ください。
| 🛌 一部の睡眠薬・抗不安薬 ベンゾジアゼピン系の長期使用は、高齢者で転倒・認知機能への影響が指摘されています。代替薬への切替を検討することがあります。 | 💊 PPI(胃薬)の長期処方 必要があって長期に使われていることが多い薬ですが、定期的に「いまも必要か」を確認することが推奨されています。 |
| 🩹 NSAIDs(消炎鎮痛剤) 高齢者の方では腎機能や胃への負担が大きくなりやすく、必要時のみの使用が望ましいとされています。 | 💧 利尿薬の経過観察 脱水や電解質バランスの変化が起きることがあるため、定期的な採血での評価が推奨されています。 |
受診時にお持ちいただきたいもの
- 📋 お薬手帳(複数あれば全部)
- 💊 現在飲んでいるお薬すべて(実物・写真でも可)
- 🏥 他院の検査結果・診療情報提供書(あれば)
- 📝 サプリメント・市販薬のリスト
